• 鳥害について

第18回 太陽光パネルの鳥害予測に役立つ2つのサイン

太陽光パネルが鳥害に遭うかどうか予測する方法について考察します。
今回の内容は、あくまで私の主観や統計的にということではありますが、皆さまのご自宅にある太陽光パネルが鳥被害に遭う可能性を測る上で、十分な目安にはなると思います。ぜひ参考にしてみてください。

2つのサインから街の鳥害ステージを把握する

さて、太陽光パネルの鳥害に遭ってしまった現場を見ていますと、ソーラーパネルの形式、屋根の形状など全くバラバラで、一見した限りでは共通点があるようには見えません。しかし、鳥害が発生するには必ず「鳥」の存在があり、その数が増えれば周辺環境に何かしらの違いが現れてくるはずです。

また、鳥たちもいきなり太陽光パネルに住み着くことはあまりありません。人への距離を取りながら、少しずつ我々の生活圏に入ってきます。実は、これら鳥の存在や我々生活圏への侵入度合いがわかる2つのサインがありますので、それらについて解説したいと思います。(下のチャート図も参考にしながら確認してみてください)

ステージ I:太陽光パネルの鳥害がいずれ発生する可能性がある段階

ここでは、ご自宅のロケーションが鳥害エリアかどうかの確認を行います。最初のステップとして、周辺の電柱や電線に鳥よけが設置されているかどうかを確認してみてください。

住宅太陽光パネルに鳥が来る兆候として、まず住宅周辺の電柱や電線、鉄塔に鳥の飛来が増えます。よって、電柱周りに針が並んだ防鳥装置が設置されていれば、その住宅地では既に鳥害が発生しているサインとして捉えることができますので、警戒が必要なステージです。

参考

電柱や電線の鳥よけは、周辺住民から寄せられる鳥害情報をもとに、電力会社の判断によって対応策や数量が変わります。ここでは防鳥装置の多い少ないはあまり考えずに、あるかないかの判断だけで結構です。

また、鳥害を起こしている鳥の種類によっても防鳥対策は変わります。針が並んだ剣山型以外にも、ワイヤー型のものやミミズクの模型など、鳥よけには沢山の種類があります。つまり、本来の送電設備とは関係ないものがついていれば、防鳥装置の可能性があるといえます。

ステージ II:自分事として鳥害対策を考えるべき段階

次に、周辺住宅の太陽光パネルを観察してみてください。もし、鳥よけネットなどで隙間を塞いでいるようなお宅が1軒でもあれば、その地域での太陽光パネル被害が既に発生している可能性が極めて高いといえます。

太陽光パネルを寝ぐらにする鳥たちは、その快適さを知っているので、次の巣作りも近隣の太陽光パネルになる事例が非常に多く見られます。

このようなことから、ご自宅周辺で太陽光パネルに鳥よけネットを発見したら、いつ鳥が来てもおかしくない状況だと思っていただいて結構だと思います。お客様からいただくお話では、自分では気がつかなかったが、ご近所さんからの指摘により鳥被害がわかった、という例がとても多いです。もし新築をお考えの場合であれば、最初に鳥よけを設置されることを強くおすすめします

補足

現在はどのステージにも該当していなくても、いずれ鳥たちが人々の生活圏に近づいてくる過程でステージI、Ⅱと進行していく可能性も十分あります。

また、状況によってはいきなりステージIIから始まる現場もあると思います。周辺環境の変化は、その地域の鳥害ステージを表すとてもわかりやすいサインですので、定期的に確認されることをおすすめします。

この記事を書いた人

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山本 剛司

(株)コーユー代表取締役社長。1984年の創業当初から業務に携わり、鳥害に関する経験を重ねる。2008年二代目として代表取締役社長に就任。
鳥害対策市場黎明期より培ってきた業界経験と豊富な知識を基に、鳥害対策のエキスパートとしてオリジナリティある新商品の企画、開発を行う。

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