第4回 スズメの生態

  • 鳥の生態

第4回はスズメ(雀)についてお話していきたいと思います。
スズメも鳩やカラスと並び、我々日本人にとって馴染みの深い鳥だと思います。稲作文化を営む日本人にとって、稲を食べられるものの、稲につく害虫も食べるため、古くから益鳥として認識されてきました。過去に中国の毛沢東が主導した大躍進政策で、スズメが稲を食べることを理由に、大量のスズメを駆除したことがありましたが、ハエ、カ、イナゴなどの害虫の大量発生を招き、農作物に深刻な影響を与えました。そのため、コメが主食の日本人にとって、無くてはならない鳥だと言えます。

■スズメの特徴

スズメは全長14~15cmで、その大きさは他の鳥と比べる基準となる「ものさし鳥」として知られています。
成鳥は頭部が赤茶色、背中は茶色で、お腹は白い色をしています。
鳴き声は「チュンチュン」というとてもポピュラーなもので、広く認知されている鳴き声だと思います。

 

 

■スズメの食性

食性は雑食性です。
基本的には、イネ科を中心とした植物の種子や虫を食べます。しかし、その他にもサクラの花の蜜、パン屑・菓子屑や生ゴミまで、食料にするため、基本的には何でも食べられるようです。

■スズメの天敵

スズメの天敵は、猫、カラスおよび小型の猛禽類であり、人もスズメを捕食する天敵となります。
スズメは鳥獣保護法で狩猟鳥に指定されており、古くから焼き鳥等に食用もされてきました。
しかし、現在は需要の低下、狩猟者の高齢化及びスズメの個体数減少により捕獲されるスズメの数は減ってきています。
一時期、中国、韓国から食用のスズメが日本に輸入されていましたが、鳥インフルエンザ対策のために現在ではほとんど輸入されていない状況です。

次回はそれぞれの鳥の繁殖能力についてです。