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「被害が出てから」では清掃費用も!太陽光パネルの鳥害対策工事の費用

太陽光パネルの鳩対策は被害が出る前に!

太陽光パネル(ソーラーパネル)の隙間に鳩やムクドリなどが巣を作ってしまうトラブル。しかし、屋根の上のことということもあり、一般の方が対応するには難しいものがあります。そうして放置をしてしまい、鳥の飛来の多さや、フン被害が目につくようになって、改めて「これはまずい!」と危機感を感じて対応をお考えになられるのが一般的です。

被害に遭われた皆様が「まずい!」と感じられた時には、すでに太陽光パネルの裏側では鳥たちが巣を作っていたり、ヒナ鳥がいたりすることが多いです。
さらによくないのが、市販の安価な鳥よけネットが設置されていた現場です。経年劣化でネットが破れ、中に入った鳥が出られなくなり、そのまま死んでしまうという事案も発生しています。

太陽光パネルの鳥害対策は特殊な工事

太陽光パネルの鳥害対策は、このような不衛生な“野生の鳥”を相手に、フン等の清掃・撤去を伴いながら、屋根という高所で行います。高所での作業ですので、落下等の危険のあるハードルの高い作業です。

お客様から太陽光パネルの鳥害対策工事に関するお問い合わせの中で、「とにかく安く済ませたい」といったご要望をよくいただきます。費用面を気にされるのは至極当然なことでしょう。

一方で、施工業者様からは「太陽光パネルの設置は行うが、不衛生なので鳥対策はしない」といったお声や、「衛生対策の工事はできるが、屋根の上は危険なので対応しない」といったお声があり、特殊な専門性を要する作業である以上、どんな業者でもできる簡単な工事ではないことも事実です。

鳥害現場にコストが掛かってしまう理由

太陽光パネルにかかわらず、鳥害の現場はほとんどが高所です。例えば、電柱・電線の上や駅のホームの上、ビルの窓枠など、本当に様々な高い場所です。
戸建て住宅の太陽光パネル周りで発生するハトや小鳥の糞害は当然屋根の上であり、これもまた高所です。

このように、鳥害対策工事と高所作業は切っても切れない関係で、どうしても特殊なアクセス手段が必要になってきます。太陽光パネル周りにアクセスする方法としては、具体的にはハシゴ、足場を組む、高所作業車を使うという選択肢が考えられます。

1.ハシゴ

身近で安価に済みますが、とても作業性が低く、あまり現実的ではありません。

2.足場を組む

足場は最高の作業性が得られますが、かなり高額になってしまうので、鳥害対策のためだけにというのはあまり現実的ではありません。

3.高所作業車

高所作業車が一般的に用いられている方法ですが、特殊な車両ゆえそれなりの金額がかかりますし、操作にも特殊な資格が必要となります。

このように屋根の上にアクセスするということはどうしてもコストが掛かってしまい、費用が高く感じられることになります。

高所作業車を使った太陽光パネルの鳥害対策工事
高所作業車を使ったバードブロッカー設置工事

鳥に悩まされない快適な暮らしに向けて

今回は太陽光パネルの鳥害対策工事が高くなりがちな原因についてご紹介しました。
このように、鳥害対策というものはその特殊性からある程度費用がかかってしまう工事であることを前提として考えると、信頼できる商品をきちんとした工事で設置していただくことが、長い目で見て最も費用が安くつくのではないかと思います。

「鳥に悩まされない快適な暮らし」を手に入れるためには、一時的な費用だけにとらわれず、長い目で考えていただくことをおすすめいたします
(当然、適正価格が前提でありますが、価格と工事品質は比例します。ある程度被害が進行した現場であまりにも安い工事費の場合は、細かい作業が省かれていたり、設置が丁寧に行われないことがありますのでご注意ください)

鳩などの被害にお悩みの方で、建物の外壁塗り替えなどで足場を組まれる計画があるようでしたら(被害はある程度進行してしまうかもしれませんが)、その足場がある期間に合わせて鳥害工事も行えば、コストを抑えることができると思います。
参考にしていただけましたら幸いです。

この記事を書いた人

この記事を書いた人

山本 剛司

(株)コーユー代表取締役社長。1984年の創業当初から業務に携わり、鳥害に関する経験を重ねる。2008年二代目として代表取締役社長に就任。
鳥害対策市場黎明期より培ってきた業界経験と豊富な知識を基に、鳥害対策のエキスパートとしてオリジナリティある新商品の企画、開発を行う。

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