• 鳥害対策工事

第13回 太陽光パネルの鳥害対策工事に関する費用について

太陽光パネルの鳥害対策は特殊な工事

太陽光パネルに鳩やムクドリなどが巣を作ってしまうトラブル、屋根の上の事ということもありなかなかすぐに対応できません。そしてある程度期間が経ってしまってから、鳥の飛来の多さや目につくようになってきたフン被害に改めて「これはまずい!」と危機感を感じて対応をお考えになられるのが一般的です。
この被害に遭われた皆様が「まずい!」と感じる時にはすでに、太陽光パネルの裏側では鳥たちが巣を作っていたり、ヒナ鳥が居たりすることが多いです。
また、市販の安価な鳥よけネットが設置されていた現場では、経年劣化でネットが破れ中に入った鳥が出られなくなり、そのまま死んでしまうという事案も発生しています。

太陽光パネルの鳥害対策はこういった「野生の鳥という不衛生な生物相手」に「フン等の清掃、撤去」を伴いながら「屋根という危険な高所」で行う作業です。
改めてこうやって見てみますとなかなかハードルの高い作業ではないでしょうか。
お客様から太陽光パネルの鳥害対策工事に関するお問い合わせの中で、「とにかく安い工事が希望!」といったご要望をよく頂戴します。
金額面を気にされるのは至極当然なことで、十分理解出来ます。

一方で施工業者様からは「太陽光パネルの設置は行うが不衛生なので鳥対策はしない」または「衛生対策の工事は出来るけど屋根の上は危険なのでしない」といったお声があり、特殊な専門性を要する作業である以上、誰でも出来る簡単な工事ではない事も事実です。

鳥害現場は高所なのでどうしてもコストが掛かってしまう

鳥害の現場はほとんどが高所です。
例えば被害が発生する場所は電柱・電線の上や駅のホームの上であったり、建物の窓枠であったり、本当に様々な高い場所になります。
戸建て住宅の太陽光パネル周りで発生するハトや小鳥の糞害は当然屋根の上で、これも高所です。
このように、鳥害対策工事と高所作業は切っても切れない関係でどうしても高所への特殊なアクセス手段が必要になってきます。
太陽光パネル周りにアクセスする方法としては、具体的にはハシゴ、足場を組む、高所作業車を使うという選択肢が考えられます。
ハシゴは身近なのですがとても作業性が低いですし、足場は最高の作業性が得られるのですがかなり高額になってしまうので鳥害対策のためだけにというのは現実的ではありません。
最後に残った高所作業車が一般的に用いられている方法ですが、これも特殊な車両ゆえそれなりの金額がかかりますし、操作するにも特殊な資格が必要となります。
このように屋根の上にアクセスするということはどうしてもコストが掛かってしまい、費用が高く感じられることになります。

高所作業車を使った太陽光パネルの鳥害対策工事
高所作業車を使ったバードブロッカー設置工事

鳥に悩まされない快適な暮らしに向けて

今回は太陽光パネルの鳥害工事が高く思えてしまう原因について書いてみました。
このように鳥害対策というものはその特殊性からある程度費用が掛かってしまう工事である事を前提として考えると、やはりきちんとした工事で安心できる商品を設置して頂く事が、長い目で見て最も費用が安くつくのではないかと思います。
コラムで何回か書いていますが、皆様が手に入れようとされているのは「鳥に悩まされない快適な暮らし」ですので、一時的な費用だけにとらわれず長い目で考えていただくことをお勧めいたします。
(当然、適正価格が前提でありますが価格と工事品質は比例します。ある程度被害が進行した現場であまりにも安い工事費の場合は、細かい作業が省かれていたり、設置が丁寧に行われないことがありますのでご注意下さい)

鳥害工事をお考えの方で建物の外壁塗り替えなどで足場を組まれる計画があるようでしたら(被害はある程度進行してしまうかもしれませんが)その足場がある期間に合わせて鳥害工事も行えば、コストを抑える事が出来ると思います。
ご参考にしていただけましたら幸いです。