• 鳥害対策商品

何回も工事したくない!太陽光パネルの鳥害対策は耐久性も重要

従来、確立されていなかった太陽光パネルの鳥害対策

今回は前回の続きで【後編】太陽光パネルの鳥害への対処方法を書いてみたいと思います。

まず被害となる現場ですが屋根形状、屋根材材質、屋根材形状、パネルの配置形状、隙間の高さ等その組み合わせは無数にあり、さらに、太陽光パネルは各メーカーで外形寸法やフレーム形状が異なる上に設置方法も様々です。
そのため従来ではこの手のトラブルに対処するには現場ごとに樹脂ネットや鳥よけネットを手間をかけて屋根形状に合わせてフィッティングを行いながら隙間を塞ぐか、太陽光パネルのフレームに穴を開けて鳥が侵入できないように特注の板を取り付けるといった方法で対処されてきました。

太陽光パネルの多くは南側に向けて設置される事が多いため、これらの方法ですと
「樹脂ネットは紫外線ですぐに傷んで破けてしまう」
「太陽光パネルに穴を開けるとメーカー保証が無くなってしまう」
「板を取付けると空気の通り道がなくなってしまって熱がこもり発電効率が低下してしまう」

等の問題をどうしても避けることができませんでした。

戸建て太陽光パネル専用防鳥フェンスシステムのバードブロッカー

こういった従来の問題に正面から向き合い、太陽光パネル周りの鳥害対策品として弊社では『バードブロッカー』(特許申請中)をラインナップいたしました。

バードブロッカーの特長

バードブロッカーは次のような特長があります。

  1. 簡単に設置が可能
  2. オールステンレス製で高耐久
  3. あらゆる屋根、現場に対応可能
  4. 太陽光パネルの保証を維持可能
  5. 太陽光パネルのメンテナンスが可能

それではこれらについて順追って説明をしていきたいと思います。

1.簡単に設置が可能

先に書きましたように太陽光パネルの鳥害現場の形状は千差万別です。従来ですと時間をかけて樹脂ネットのフィッティングを行いながらの作業が必要で時間がかかっていたところを、現場でカット・曲げが可能な特殊なステンレスフェンスを採用することにより、簡単設置が可能で大幅な時間短縮が可能になりました。またこのフェンスは高い通気性がありますので熱がこもることによる発電効率の低下を引き起こしません。

2.オールステンレス製で高耐久

そして耐久性についてですが、太陽光パネルは手の届かない屋根の上に永きに渡って設置されるものです。そのため防鳥装置にも同等以上の耐久性が求められます。バードブロッカーはオールステンレス製で非常に高い耐久性を実現していますので永きに渡って鳥害から太陽光パネルを守ることができます。

3.あらゆる屋根、現場に対応可能

またバードブロッカーはあらゆる現場に対応可能なように3種類の取り付け金具と特殊なフェンスで構成される鳥害対策フェンスシステムで、当然、防鳥性能にはとてもこだわっています。

4.太陽光パネルの保証を維持可能

太陽光パネルの保証については各メーカー異なりますが、一般的にはパネルのフレーム等の部材に穴を開けてしまうと保証が外れてしまいます。バードブロッカーでは一切穴を開けないので保証を維持可能です。
※詳しくは各社規定、工事担当者にお尋ねください。

5.太陽光パネルのメンテナンスが可能

次に太陽光パネルは一種の発電装置で機械のため、どうしてもメンテナンスが必要になることがあります。従来の樹脂ネットの場合ですとネットを切断したのち再びネットを張り直す必要があるのに対し、バードブロッカーでは必要箇所のナットを緩めるだけでフェンスの着脱が簡単に行えるようになっています(伸縮金具とスライド金具のみ)。
今はたいした差には思えなくても将来メンテナンス工事での作業費でのコストに関わってきますのでこれも抑えておいていただきたいポイントの一つです。

最高の防鳥性能と高い耐久性

ただ鳥を来なくするだけ…と言うと簡単に聞こえますが

鳥害対策は簡単なように見えて実はとても奥が深く難しい問題です。
コーユーは鳥害対策専門メーカーとして30余年この問題に取り組んできました。そしてその防鳥性能、耐久性の高さから電力、鉄道、消毒、官公庁等といったプロの現場で選ばれ続けています。
現在では沢山の鳥害対策商品が市場に溢れています。一見同じ様に見えるそれらの商品ですが実は「防鳥効果、耐久性、使いやすさを追求してデザイン、設計されたものと「安く売るためにただそれらの雰囲気をコピーして作られたもの」に分けられます。
前者に分類されるコーユーの商品は、鳥害に詳しくない方でもきちんと設置でき、効果を実感していただくことが可能になっています。

バードブロッカーもコーユーが長年培った鳥害対策のエッセンスを余すことなく注ぎ込んで開発しています。扱いやすくかつ非常に高い防鳥性能はぜひ実感していただきたいポイントの一つです。

※当社の商品はいずれも自社開発で特許申請・取得済みのものとなっています。後発の類似商品は構造が異なりますのでご注意ください

被害に遭われる前の設置もオススメ

太陽光パネル周りにおける鳥の被害は太陽光パネルの設置数に比例して増えており、今後もますます増加していくと思われます。
どのご家庭でも今は大丈夫でも今後も大丈夫とは決して言えません。目の届きにくい太陽光パネル周りで鳥が住み着いてしまうと、被害がある程度進行してしまってから発見される例が少なくなく対策も大掛かりなものになってしまうことがあります。

弊社バードブロッカーは発売当初より大変好評を頂いており、鳥害に遭われたお客様はもとより、これから太陽光パネルを取り付けられる新設時に保険の意味で設置されるお客様も増えています。
こういった「新築時」「パネル新設時」「リフォーム時」は被害が発生しておりませんので鳥の巣や糞等の清掃、除去費用が不必要で工事費を抑える事が可なだけでなく足場があったりと工事がしやすくとてもおすすめのタイミングですので、参考にしていただけたらと思います。

鳥害対策は「防鳥性能」と「耐久性」で選ぶ

最近非常に多くなってきた太陽光パネルでの鳥害対策について、少し雰囲気を掴んでいただけたでしょうか。
鳥害について詳しくない方が多いのは仕方のないところでもありますが、鳥害対策を考えられる時は鳥の事を甘く考えてしまい、まずはコストを主眼においた対策を取られる傾向が高いようです。
そのような導入しやすい低コストのものは防鳥性能と耐久性が低い場合が多く、以後定期的な工事が必要になるのが一般的です。
また何も対策をしなければ、鳥害は更に進んで被害を拡大させてしまいます。

バードブロッカーを選ばれるお客様から「以前、別の資材で対策してもらったが効果がなかった」や、「鳥よけネットを設置していたが網が破けてしまった」といった声をよくお聞きします。
鳥害の現場のほとんどは手の届かない高所であり工事費も馬鹿になりません。
改めて、お客様が求められる「鳥害のない快適な暮らし」を実現するために、目が行きがちな「初期コスト」だけでなく「防鳥性能」「耐久性」を一番に考慮していただきたいものと思います。

この記事を書いた人

この記事を書いた人

山本 剛司

(株)コーユー代表取締役社長。1984年の創業当初から業務に携わり、鳥害に関する経験を重ねる。2008年二代目として代表取締役社長に就任。
鳥害対策市場黎明期より培ってきた業界経験と豊富な知識を基に、鳥害対策のエキスパートとしてオリジナリティある新商品の企画、開発を行う。

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