• 鳥害対策工事

第14回 鳩がソーラーパネルの隙間を好む理由

今回は鳩がソーラーパネルの隙間を好む理由について考えてみたいと思います。
そもそも鳩はどのようなところが好きなのでしょうか?防鳥商品に携わっていますと様々な現場で鳥害が発生していることがわかります。全ての被害現場がそうというわけではありませんが大きなくくりで見た場合だいたい共通している点もあるように思います。
それは、「高いところ」、「屋根があって雨風がしのげるところ」、「隙間のような狭いところ」です。
それではそれぞれについて説明していきます。

その1)高いところ

鳥たちは高いところが好きです。当然鳩も大好きで、高くて見晴らしが良いほど周りの状況が把握しやすく安全だからだと思われます。鳩は強い生き物ではありません、地上付近では猫などに襲われる危険がありますし高いところでもカラスからは距離を取りたいでしょう。高くて見晴らしが良いところであれば万が一カラスが周辺に近づいてきてもすぐに察知できるので逃げやすいはずです。よくビルの外壁や電線に鳩が止まって休んでいるのを見ますが、これはまさにこの高く見晴らしの良いところで休んでいる状態だと思われます。

その2)屋根があって雨風がしのげるところ

鳥は雨風を防げるところを好んで巣を作ります。鳩も出来るだけ快適なところを好むのは人と全く同じです。ただしこの屋根があるところで巣を作る場合に関してですが、あまり天井方向に大きい空間があるところは鳩は好まないように思います。それは空間が大きいとカラス等も入って来たり敵に背後を取られる危険が増えるからでしょう。そのため倉庫などで巣を作るのは天井付近か背後を取られない壁際が多いようです。

倉庫の天井付近や壁際は鳩にとって落ち着くスポット!鳥は雨風を防げるところを好んで巣を作ります。
倉庫の天井付近や壁際は鳩にとって落ち着くスポット!

その3)隙間のような狭いところ

例えばマンションのベランダで、エアコンの室外機近くの様な狭い空間も良く狙われる場所です。ベランダについては高いところにあって屋根もあり、更に室外機の付近は程よい温かさと狭い空間で鳩にとっては居心地の良さからとても人気のある場所です。

どうでしょうか、鳩に人気のある場所を挙げてみましたが改めてよく見るとこれらはソーラーパネルの隙間にぴったりと当てはまるのではないでしょうか。実はソーラーパネルの隙間というのはこういった感じで鳩にとって都合の良いポイントがいくつも重なっているのです。
さてこのソーラーパネルの隙間で起こるハト問題、我々からしたら迷惑以外の何物でもありませんので当然、鳩対策を行う事になります。ここでソーラーパネルの鳩対策に関していくつか参考にしていただきたい点があります。

1つ目は「鳩対策をしてもすぐに鳩が屋根に寄り付かなくなる事はない」ということです。鳩の帰巣本能は非常に強く、鳩対策をしてもしばらくの間は元の巣に戻ろうと屋根の上に飛来するのが一般的です。鳩にとっては快適な住処だったわけですから仕方のない事です。でもこれもしばらくするとまた快適な新居を探して必ずいなくなります

2つ目は「ソーラーパネルのハト被害に遭われているお宅が1件あれば、その近隣でもソーラーパネルのハト被害が発生する確率は高い」という点で、現実に複数の現場で起こっている事です。
ハトは快適な場所を探すのがとても得意です。ソーラーパネルの隙間の快適さを知ったハト達が追い出された場合、やはり次なる住処としてソーラーパネルの隙間を優先的に探すでしょう。そして次にもしかしたらその地域の鳩達はソーラーパネルの隙間が快適であるという知識を共有しているかもしれないという事があります。これはソーラーパネルの鳩被害に遭われている複数のお宅が割と近くの場所に点在している事が多いという事実がありますので、そう考えるのが自然のような気がします。

3つ目は被害の程度に関してなのですが、「住民が鳩被害を気にしだす頃には既に鳩が何羽かいる」場合が少なくありません。
ある鳩にとって良い場所は別の鳩にとっても良い場所なので鳩がどんどん集まってくることになります。その結果ソーラーパネルの裏側では鳩の数に比例して加速度的にフン被害が進行してしまう事になります。
ソーラーパネル裏で鳩被害が発生した場合は鳩の糞が雨どいに詰まる事もありますので、雨どいの詰まり具合を確認する等しておくと早めの発見に繋がるかもしれません。

今回は「鳩がソーラーパネルの隙間を好む理由」について書いてみました。
鳩の問題は本当にあらゆるところで発生しています。中には解決が非常に難しいものもあったりするのですが、ソーラーパネルの鳩被害でお困りの方はお気軽にご相談ください。