9ワイヤー式の鳥よけ ②

解説

ムクドリやヒヨドリは細いワイヤーでも掴む事がありますので、鳥よけには太くても1ミリ以内のワイヤーを使用するのが良いでしょう。

ただしあまり細すぎると、今度は簡単に切れてしまう恐れがあります(ステンレスのワイヤーでも切れます)。テグスを使う方も多いですが、同様に切れやすいのでオススメできません。

弊社のハトワイヤーでは、0.72ミリの太さで、鳥が掴めない細さと強度のバランスが良い丈夫なステンレスワイヤーを採用しています。

また、鳥よけでワイヤーを張る際にはスプリングでワイヤーに程よいテンションを掛ける必要があります。きつく張りすぎるとかえって鳥が止まりやすくなりますので、指で触ると軽くたわむ程度の適度なテンションで張りましょう。

通常、スプリングとワイヤーを繋ぐ際には、特殊な工具でスリーブをかしめてワイヤーに輪を作り、スプリングと繋げるという手間がかかります。

弊社ではこの手間を解消するために、「ワンタッチスプリング」を開発しました。ワンタッチスプリングは、スプリングの差し込み口にワイヤーを差し込むだけで繋ぐことができます。引っ張っても抜けませんが、少し戻したいときには差し込み口の突起を指先で押しながらワイヤーを引き戻す事ができます。

この機能がある事で、支柱にワイヤーを張った後でもテンションの調整を自在に行う事ができるようになりました。

ワンタッチスプリングを使用する事で、工事時間が大幅に短縮されます(約60%の時間短縮)。